NISAの次はこれ?ファイナンシャル・プランナーが不動産投資クラウドファンディングをポートフォリオに勧める理由

2026年01月26日

最近SNSやニュースで見かける「不動産投資クラウドファンディング」。
「気になるけど難しそう」「不動産投資って怪しい」という声も多く聞かれます。
今回はお金の専門家であるファイナンシャル・プランナー(以下、FP)の視点から、この新しい不動産投資のリアルをメリット・デメリットの両面で聞いてみました。

そもそも「不動産投資クラウドファンディング」ってどんな仕組み?

不動産投資クラウドファンディングとは、複数の投資家から集めた資金をもとに不動産特定共同事業者が不動産を取得・運用し、そこから得られた収益を分配する投資の仕組みです。

多くの不動産投資クラウドファンディングでは、投資家自身が物件の所有者になることはなく、運用や意思決定は専門の事業者(1号事業者)が代行して行います。この仕組みを「匿名組合型」といいます。

投資家が出資した資金は、不動産の購入や開発、運用に充てられ、主に賃料収入や売却益といった形で収益が生まれます。こうして得られた収益から運営費などを差し引いた利益が、出資額に応じて投資家へ分配されるのです。

少額から投資に参加することができ、かつ運用の手間を抑えながら収益獲得を目指せる点が不動産投資クラウドファンディングの大きな特長です。(※)
※事業者によって最低投資額は異なります。

お金の専門家であるFPからみたメリット5選

不動産投資クラウドファンディングには、投資初心者にとって魅力的なメリットがたくさんあります。
ここでは5つのメリットを紹介します。

①少額から始められる

不動産投資と聞くと「まとまった資金がないとできない」と思われがちですが、不動産投資クラウドファンディング少額から始められる点が魅力で、COZUCHIのように1万円程度から出資ができるサービスもあります。(※)
「まず経験してみる」という入り口としてとても良い選択肢と言えます。
※事業者によって最低投資額は異なります。

②プロが運用してくれる

不動産投資クラウドファンディングは1号事業者(運営会社)が物件選定・管理を行ってくれるので、専門的な知識がなくても参加できるのが魅力です。専門家が運用してくれるという点はNISAで投資信託を購入する感覚と似ているため、イメージしやすい方も多いと思います。
そのため、仕事や家事で忙しい人にもおすすめです。

③気軽に分散投資ができ、インフレ対策にもなる

自分で不動産を購入する場合、多額の資金が必要になります。
不動産投資クラウドファンディングなら、株式や債券、預金に偏った資産ポートフォリオに気軽に不動産を入れることができ、少額からでも分散投資ができます。
また、不動産はインフレ時に価値や賃料が上昇しやすい資産ですので、現金の価値が目減りするインフレ局面において、資産を守る有効な投資先となります。

④買い時・売り時を考える必要がない

株式や投資信託では、「いつ売るか」という判断をしなければいけません。不動産投資クラウドファンディングはあらかじめ運用期間が定められており(※1)、原則、期間終了後に元本と分配金が戻る仕組みです(※2)。売買タイミングを自分で判断する必要がない点は、初心者にとって安心材料といえます。
※1 運用期間は、運用状況によって短縮・延長することがあります。
※2 将来の運用成果を保証するものではありません。投資にあたっては、内容を十分に理解し自己の責任で行なってください。

⑤日々の値動きに一喜一憂しなくていい

株式のように日々の値動きに左右されず(※)、安定した運用を目指したい人に向いています。
大きく増やすというより、“着実に積み上げる”イメージですね。
また、安定性を重視した案件だけでなく、ファンドにより比較的高い利回りが設定されているものがある点も、不動産投資クラウドファンディングの魅力といえます。

※ 不動産市況などの要因で、損益が変動することがあります。

ただし、利回りが高い案件ほどリスクも高くなる傾向もあります。
物件の立地や事業計画、運営会社の実績などを確認したうえで、自分のリスク許容度に合った案件を選ぶことが重要です。

見落としがちな注意点3選

手軽に始められる不動産投資クラウドファンディングですが、安心して長く活用していくためには、デメリットやリスクを理解したうえで投資判断をする必要があります。そこで、知っておくべき注意点を3つ解説します。

①元本保証ではない

「元本保証がない」と聞くと不安を感じるかもしれません。しかし、リターンを期待する投資において、リスクをゼロにすることはできません。
大切なのは、「どのようなリスクがあり、それに対してどんな備えがされているのか」を理解することです。

運営会社のなかには「優先劣後方式」が採用されている場合があります。
これは、投資家(優先出資者)と事業者(劣後出資者)の出資を分け、優先部分を保有する投資家は劣後部分を保有する事業者より優先して配当を受け取る権利を持つ仕組みのことです。そうすることで、物件の運用で損失が発生した場合、まず運営会社が損失を負担し、その範囲を超えた場合に初めて投資家に影響が及ぶ仕組みです。この仕組みによって、一定の損失までは投資家の元本が守られる設計になっています。

COZUCHIでも、この優先劣後構造を採用しており、投資家のリスクを抑えるための工夫が施されていますね。
また、担保設定の有無や運用状況が開示されているかどうかも、リスクを判断する重要なポイントです。
リスクを「避ける」ことよりも、「見える化されたうえで理解し、納得して投資する」ことが、安心して続けるためのコツといえるでしょう。

②途中で解約できない場合が多い

銀行預金のように“いつでも引き出せる”わけではない点は注意が必要です。
ただ、だからこそ「余剰資金」を有効に働かせられる面もあります。
生活資金とは分けて、「しばらく預けてもいいお金」で始めるのがポイントです。

一方で、COZUCHIには中途換金制度(※)があり、万が一の際に資金を動かせる選択肢が用意されています。
このように、サービスごとの制度や条件を比較し、自分の資金計画に合ったものを選ぶことが重要です。
※換金には所定の条件があります。

③情報の見極めが難しい

不動産投資クラウドファンディングは比較的新しい投資手法であり、新興サービスも多いことから、情報の見極めが難しい点にも注意が必要です。
そのため、投資を検討する際には、仕組みそのものだけでなく「どの会社が運営しているか」を重視することが大切です。運営会社の実績や情報開示の姿勢、案件内容の透明性などを確認するようにしましょう。

たとえばCOZUCHIでは、案件ごとに物件の概要や事業計画、想定されるリスクなどを具体的に開示し、投資判断に必要な情報をわかりやすく提示しています。
過去の運用実績やこれまでの取り組みについても公開されており、投資家が十分な情報をもとに納得して判断できる環境づくりが意識されています。

運営会社の姿勢や情報開示の内容を比較しながら、自分が信頼できると感じるサービスを選ぶことが、リスクを抑えるための第一歩といえるでしょう。

不動産投資クラウドファンディング、どんな人に向いている?

ここまで、不動産投資クラウドファンディングの仕組みやメリット・デメリットを解説してきました。
では、どのような人にこの投資方法は向いているのでしょうか。

不動産投資クラウドファンディングは、自分のライフスタイルや資金計画に合えば、積極的に活用したい資産形成の選択肢の一つです。具体的に次のような方には特に向いていると考えられます。

☑️仕事や家事で忙しい人
☑️投資に時間をかけたくない人
☑️「NISAの次」を探している人
☑️不動産に興味があるけど大きな借入は不安な人
☑️不動産投資の予行練習をしたい人
☑️分散投資を検討している人
☑️まとまったお金の運用先を考えている人

不動産投資の初心者が入口として始めるのはもちろん、株式や債券とは異なる特性を持つため、分散投資のひとつとして活用することも効果的です。
すでにほかの投資に取り組んでいる方にとっても、ポートフォリオへの不動産の組み込みを検討しやすい選択肢でしょう。

初心者がおこしがちなミス

投資初心者でもはじめやすい手段である一方で、仕組みを十分に理解しないまま投資してしまうケースも少なくありません。初心者が特に陥りやすいミスも抑えておきましょう。

利回りだけで判断してしまう

利回りは投資判断のひとつの目安ではありますが、高ければ安心というわけではありません。
一般に、利回りが高い案件ほどリスクも高くなる傾向があります。物件の内容や立地、事業計画、優先劣後構造の有無などを総合的に確認することが大切です。

キャンペーンに惹かれて十分に吟味せず投資する

初回特典や期間限定キャンペーンは魅力的に見えますが、それだけを理由に投資判断をするのは注意が必要です。キャンペーンはあくまで「きっかけ」と考え、案件内容やリスクを理解したうえで投資を検討しましょう。

はじめる前にみるべきチェックポイント

ここまで、不動産投資クラウドファンディングの仕組みやメリット、そして注意すべきデメリットについて解説しました。手軽に始められる一方で、投資である以上、事前に確認しておくべきポイントがあることもご理解いただけたのではないでしょうか。チェックポイントをおさらいしていきましょう。

チェックポイント①運営会社の実績・運営体制

まず確認したいのが、どのような会社が運営しているかという点です。
これまでにどのような案件を扱ってきたのか、運営実績は十分か、情報発信を継続的に行っているかなどは、信頼性を判断する重要な材料になります。

【COZUCHIの場合】
これまで多数の不動産案件を取り扱い、運用実績を積み重ねてきたサービスです。案件ごとの結果や取り組みを公開しており、運営姿勢を確認しやすい点も特徴といえるでしょう。

チェックポイント②案件情報の透明性・わかりやすさ

投資判断に必要な情報が十分に、かつ、わかりやすく開示されているかどうかも欠かせないポイントです。
物件の概要や事業計画だけでなく、想定されるリスクについても丁寧に説明されているかを確認しましょう。

【COZUCHIの場合】
案件ごとに物件情報・事業計画・リスク要因を具体的に提示し、投資家が情報をもとに判断できる環境づくりを重視しています。「よくわからないまま投資する」状態を避けられる点は、初心者にとっても安心材料です。

チェックポイント③元本割れ・償還遅延についての説明があるか

不動産投資クラウドファンディングは元本保証ではありません。そのため、元本割れや償還遅延が起こりうる可能性について、きちんと説明されているかを確認することが重要です。

【COZUCHIの場合】
こうしたリスクについても明示したうえで、優先劣後方式の採用など、リスクを抑えるための仕組みを取り入れています。メリットだけでなく、注意点も含めて説明されていることは、サービスを選ぶうえで大きな判断材料となるでしょう。

投資の第一歩で大切なのは、ムリの無い範囲で少額から始め、やりながら学ぶことです。
不動産投資という言葉に対して、「難しそう」「怪しい」と感じる方も少なくありません。
ただ、不動産投資クラウドファンディングは、そうした初心者の方でもはじめやすく続けやすい仕組みが整っています。単に「お金を増やすため」だけではなく、お金と暮らしを無理なく結びつける新しい選択肢として注目されています。

少額から始められ、プロが運用を担い、仕組みを理解すればリスクも見える。
だからこそ、「怖いもの」ではなく「知れば納得できるもの」として、まずは小さく経験してみることが大切です。

※本記事は、資産運用に関する一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や投資助言を目的としたものではありません。税制や法規制に関する記述は執筆時点(2026年1月)の情報に基づいています。実際の適用にあたっては、税理士や管轄の税務署、関係機関にご確認ください。
投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。本記事は、将来の成果を保証するものではなく、本記事に基づいた行動により生じた損失等について、当社は一切の責任を負いかねます。

【監修者】

名前:ゆたか
所有資格:FP2級、AFP(Affiliated Financial Planner)、投資診断士、マネーライフプランナー
おもなキャリア:
2021年から独立系ファイナンシャルプランナーとして相談型の資産形成支援を行い、これまで500人以上をオンライン中心にサポート。特定の金融機関に所属しない独立FPとして公平・中立な視点で助言し、投資経験10年の知見を活かしてNISAやiDeCoをはじめとする資産運用のアドバイスを提供している。企業や出版社からのセミナー・講演依頼も多数。

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