仕組み預金には手を出すなと言われることがあるのはなぜ?仕組みやリスクなどを解説

2024年11月04日

「仕組み預金」とは、一般の預金より高金利が期待できるとされる預金商品です。仕組み預金に興味がありつつも、「仕組み預金には手を出すな」と言われることがあり、その理由が気になっている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、仕組み預金の概要やタイプ、リスクについて解説します。仕組み預金に手を出すなと言われることがある理由を知り、リスクや制約をよく理解したうえで検討しましょう。

 
また本記事の後半では、資産形成の方法の一つとして不動産投資クラウドファンディング「COZUCHI」についても紹介しています。

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仕組み預金とは?

仕組み預金とは、どのような金融商品なのでしょうか。ここでは、仕組み預金の概要とタイプについて解説します。

仕組み預金=デリバティブ取引を組み込んだ預金商品

仕組み預金とは、デリバティブ取引を取り入れた預金商品のことです。デリバティブ取引には、先物取引やオプション取引、スワップ取引などの種類があり、リスクと引き換えに高い金利が期待できます。

ただし、仕組み預金には一般的な定期預金にはない制約が多く存在するため、内容を理解したうえでの商品選びが大切です。高金利にのみ注目して運用すると、期待した結果が得られない可能性があるため注意しましょう。

仕組み預金のタイプ

仕組み預金には、以下のようにさまざまなタイプがあり、銀行によって取り扱う商品の内容が異なります。仕組み預金を運用する際は、商品の特徴を十分に理解したうえで取引することが大切です。

・満期まで金利が同じタイプ(フラット型)
・徐々に金利が上がるタイプ(ステップアップ型)
・円/外貨で預け入れるタイプ
・円/外貨で受け取るタイプ
・満期日が途中で短縮/延長される可能性があるタイプ

仕組み預金の4つの特徴

仕組み預金にはさまざまな特徴がありますリスクを含め特徴を理解したうえで、自身の許容範囲内で資産運用することが大切です。ここからは、仕組み預金のおもな特徴を4つ紹介します。

中途解約は原則不可

仕組み預金は、中途解約が原則行なえません。また、やむを得ず中途解約した場合、中途解約手数料などが発生し、元本割れをする可能性があります。

商品によっては金融機関の判断で満期日が繰り上げ・延長される可能性があるため、満期の延長により、想定していた時期に預金を利用できなくなることも考えられるでしょう。

中途解約や満期日の設定についてよく確認し、預け入れは余剰資金で行なうことが大切です。

最低預入金額がある

仕組み預金には、最低預入金額の設定がされていることがあります。設定金額は金融機関によって50万以上、100万以上、1,000万円以上などと幅広く、最低預入金額が設定されている商品を利用する場合は、利用時にまとまった金額を用意しなければなりません。

先述のとおり、投資は余剰資金で行なうのが基本です。余剰資金がない状態で投資をしてしまうと、想定より利益が得られなかった場合は生活に影響が出てしまいます。余剰資金で最低預入金額を確保できなければ、仕組み預金での資産運用は難しいでしょう。

外貨建ての場合、為替差損が発生する可能性がある

預入通貨や受取通貨が外貨の場合、為替レートの変動により損失(為替差損)が生じる可能性があるため注意が必要です。

仮に、「1ドル=150円」のときに預け入れたあと、為替が変動して「1ドル=140円」になったとしましょう。この時点で預け入れたドルを円に換算すれば、1ドルあたり10円の為替差損が生まれます。

為替は、各国の経済状況や政治状況などによって変動するため、金利による利益を得られたとしても、為替の影響を受けて元本割れをするリスクがある点に注意しましょう。

一部商品は預金保険制度の適用対象外

預金保険制度は、金融機関が万一破綻した際に預金者を保護するための制度で、預金の種類によって保護の可否や保護の範囲が異なります。預金等の分類と保護の範囲は、下表のとおりです。


引用:預金保護制度|金融庁

仕組み預金は、基本的には預金保護制度の対象です。その他の預金保険の対象となる預金と合算して「元本1,000万円まで」と「破綻日までの利息等」が保護されます。ただし、外貨建ての仕組み預金の場合は、預金保護制度の対象外となる可能性があるため注意しましょう。

仕組み預金は過去にトラブルも発生している

仕組み預金はその複雑な特性から、過去には中途解約時の取り扱いなどでトラブルが発生したこともあります。また、不当景品類及び不当表示防止法の有利誤認の規定に違反するとして、排除命令を受けた金融機関もありました。

仕組み預金は、高金利の一方で制約の多い金融商品です。メリットだけに注目せず、制約もしっかりと理解しましょう。

仕組み預金以外の資産運用法3選

仕組み預金は、リスクの高さや制約の多さから、敬遠されやすい資産運用法だといえます。仕組み預金での資産運用が難しいと考える場合は、ほかの資産運用法を検討してみましょう。

ここでは、投資初心者にもおすすめの資産運用法として、代表的な投資信託・債券投資を・不動産投資、それぞれ紹介します。

投資信託

投資信託では、投資家から資金を集めて専門家が運用し、その運用益が投資家へ還元されます。少額から始められ、実際の運用は専門家に任せられるため、投資初心者におすすめの方法です。

投資信託は株式や債券などに分散投資しているため、リスクを軽減することはできますが、元本の保証はされません。価格変動リスクや信用リスク、為替変動リスクなどもあるため、リスクをふまえた商品選びが重要です。

債券投資

債券投資は、国や地方自治体、企業などが発行する債券(有価証券)を購入する投資手法です。

満期時に元本を受け取れるほか、保有期間中は利子を受け取れます。また、少額から投資でき、途中売却も可能です。

ただし、債券投資には、債権の発行者が財政難になったり破綻したりする信用リスクや、債権を途中売却した場合に売却価格が購入価格を下回ってしまう価格変動リスクなどがあります。

不動産投資

不動産投資は、不動産を対象とした投資手法です。現物不動産に投資するものや、不動産投資信託(J-REIT など)、不動産投資クラウドファンディングなどの種類があり、それぞれメリットやリスクが異なります。

投資の目的や所有する資産、メリットやリスクなどをふまえて投資手法を選択するとよいでしょう。

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投資信託をはじめ、様々な投資商品があるなかで、不動産は価格変動が小さく、日々の値動きを気にせず運用することができます。ただ、初期費用の負担も大きく、初心者にはハードルが高い投資方法でもあります。
その点、不動産投資クラウドファンディングなら、日々の値動きがない不動産投資を少額から始められるので、投資初心者の方にもおすすめです。

不動産投資クラウドファンディングとは、インターネットを介して投資家から集めた資金で事業者が不動産を取得、運用し、得た利益を分配するサービスです。

現物不動産と違い、少額からから不動産投資が可能で、物件の管理や手続きはプロに任せられるため、初心者でも投資しやすいでしょう。

特に「COZUCHI」はサービス開始以来、100件以上のファンド組成実績があり、いずれも元本毀損なし(2024年10月末時点)で運用してきた、たしかな実績があります。

また、COZUCHIには短期運用型と中長期運用型の2つのサービスがあり、それぞれ以下のような特徴があります。

まとめ

仕組み預金は、デリバティブ取引による収益が期待できるものの、中途解約が原則できないなどの制約が多く、運用は慎重に行なう必要があります。投資はあくまで余剰資金で行い、リスクを踏まえた運用を心がけましょう。

初心者にもおすすめの資産運用法には、投資信託、債券投資、不動産投資等さまざまな種類があります。それぞれのメリットとリスクをふまえて、自分に合ったものを選択することが大切です。

不動産投資クラウドファンディング「COZUCHI」なら、少額からの投資が可能で、運用をプロに任せられるため、初心者でも簡単に投資することができます。初めて投資する方や簡単に投資をしたい方は、ぜひCOZUCHIをご利用ください。

 
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■監修者

名前:齋藤 彩(さいとう あや)
所有資格:CFP(Certified Financial Planner)、1級FP技能士、薬剤師免許

おもなキャリア:
急性期総合病院において薬剤師として勤める中、がん患者さんから「治療費が高くてこれ以上治療を継続できない」と相談を受けたことを機にお金の勉強を開始。ひとりの人を健康とお金の両面からサポートすることを目標にファイナンシャルプランナーとなることを決意。現在は個人の相談業務・執筆活動を行っている。