資産運用の種類と特徴|投資初心者向けのポイントやおすすめのサービスも解説
2024年01月30日
将来に備えたいと思ったとき、資産運用に興味を持つ方は多いのではないでしょうか。しかし、自分に適した方法を理解して行なわなければ、上手に運用することはできません。
この記事では、資産運用のおもな種類を特徴とともに解説します。併せて、資産運用を始める際のポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
初心者にもおすすめ!資産運用の種類7選
資産運用には数多くの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ここでは、初心者でも比較的取り組みやすい資産運用について、特徴とともに見てみましょう。
円預金
資産運用という認識がない方も多いかもしれませんが、「円預金」は資産運用の一種です。
運用に回せるお金が少なくても、銀行口座を開設し、お金を預けるだけで始められます。預けたお金(元本)は、銀行が破綻しない限り減ることはありません。万が一銀行が破綻しても、預金保険制度により、一金融機関あたり元本1,000万円までとその利息は保証されます。
一方で、現在の日本の預金金利は「超低金利」といわれており、長期間預けても利息はごくわずかしか付きません。円預金は、ローリスク・ローリターンの資産運用方法といえるでしょう。
外貨預金
「外貨預金」とは、日本円を外国の通貨に交換して預け、金利や為替レートの変動による利益を狙う方法です。お金を預けたときと払い戻したときの為替レートの差によって、利益を得る(=為替差益)こともあれば、損失を被る(=為替差損)こともあります。
超低金利の日本の預金金利と比べると、外国の金利は高めです。そのため、単純に同じ金額を同じ期間預けた場合、円預金よりも外貨預金のほうが得られる利息は多いでしょう。
ただし、一般的には、外貨に替えるとき・円に戻すときには為替手数料がかかります。加えて、外貨預金は預金保険制度による保護の対象外であるため、銀行が破綻した際には、外貨預金口座にあるお金が失われるかもしれません。
債券投資
「債券投資」とは、国や地方公共団体、企業などが発行する債券を購入し、定期的に利子を受け取る方法です。
発行体の信用度によりますが、債券は数ある投資商品のなかでも比較的安全性が高い商品とされています。債券の価格が変動した場合でも、償還日まで保持しておけば、額面通りの金額で戻ってきます。債券の発行体が債務不履行に陥らない限り、利子や償還金は約束通り支払われます。
ただし、債券が約束通り償還されるかどうかの確実性は、発行体の信用度に左右されますので注意が必要です。これについては、発行時の条件や格付けなどにより、ある程度の目安を判断することができます。
一方で、株式投資などと比べると利回りは低い傾向にあり、リターンは実感しにくいかもしれません。円預金に次いで、ローリスク・ローリターンの資産運用方法といえます。
株式投資
資産運用と聞くと、「株式投資」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
「株式」とは、株式会社が出資者に対して発行する証券を指します。株式を発行している企業のなかから投資先を選び、配当金や売買差益を狙う方法が株式投資です。
売買差益は、株式が安いときに購入し、高いときに売却することで発生します。購入した株式の価格(株価)が大きく値上がりすれば、その分大きなリターンを得られるでしょう。
ただし、短期間に株価が暴落するなど、損失のリスクも比較的大きいため注意しなければなりません。株式の値動きの予測には、専門的な知識が必要です。
なお、株式投資のその他の特徴として、株式の銘柄によっては株主優待を受けられる点が挙げられます。近年は株主優待の種類も豊富で、銘柄選びの判断基準の一つになっています。
不動産投資
「不動産投資」は、アパートやマンションといった賃貸用物件を実際に購入し、自らが大家となって家賃収入を得る方法です。
分譲マンションを区画単位で購入するケースや、物件を一棟丸ごと購入するケースなど、投資の規模はさまざまです。いずれの場合も、不動産の購入費用を家賃収入で回収するため、基本的には長期的な運用を前提としています。
不動産投資のおもなメリットは、入居者がいれば毎月安定して家賃収入を得られる点や、最終的に不動産そのものが資産になる点です。
しかし、エリアの特性やニーズとマッチしていない物件や、管理が行き届いていない物件は、需要が低下し空室の増加につながるでしょう。また、経年劣化により物件の競争力が下がると、家賃を値下げせざるを得ない場合もあります。
不動産投資を始める場合は、空室リスクや家賃下落リスクにどう対処するか、考えておくことが大切です。
また、不動産を自分で購入するのではなく、運用会社が複数の投資家から資金を集め、代わりに投資してくれる「REIT(リート)」や「不動産投資クラウドファンディング」という方法もあります。実物の不動産に投資する方法と比べると少額から始めやすいため、初心者の方にもおすすめです。
投資信託
「投資信託」とは、運用会社が複数の投資家から資金を集め、投資家に代わって株式や債券などの金融商品に分散投資する方法です。先述したREITは、不動産における投資信託といえます。
投資信託では実際の運用をプロに任せられるため、専門的な知識がなくても始めやすいでしょう。運用会社によっては、運用で出た利益は分配金として投資家に還元されます。また、毎月1万円程度の少額から気軽に運用できる点もメリットです。
投資信託のデメリットは、購入時手数料や信託報酬(運用管理費用)などの手数料がかかることです。また、分散投資によりリスクが軽減されるとはいえ、元本が保証されているわけではないため、損失が発生するかもしれません。
貯蓄型保険
終身保険や養老保険、個人年金保険などのように、保障を付帯しつつ満期時にお金を受け取れる保険を「貯蓄型保険」と呼びます。
保険は掛け捨て型と貯蓄型に分けられますが、貯蓄型保険のなかから目的に合った商品を選べば、資産運用をしつつ病気や事故へ備えられます。
ただし、掛け捨て型保険と比べると貯蓄型保険の保険料は割高な傾向にあり、満期前に解約すると元本割れする可能性が高いです。保険料の支払いが負担となり、中途解約を避けられない状況にならないよう、毎月の保険料はよく考えてから設定しましょう。
資産運用を始める際のポイント
先述した資産運用を始める際には、次の3つのポイントを意識しましょう。
余剰資金で少額からスタートする
元本が保証されない資産運用では、投じた資金が減るリスクを考慮しなければなりません。そのため、資産運用には余剰資金を用いましょう。余剰資金を用いれば、仮に損失が発生しても、日常生活に支障をきたさずに済みます。
余剰資金を活用するにしても、一度にまとまった金額を投じてしまうと、損失が発生したときの影響も大きくなってしまいます。慣れていないうちは、少額から運用を始められる商品を選ぶとよいでしょう。
「分散」でリスクを軽減する
資産運用のリスクを抑えるため、「対象資産の分散」「時間の分散」「地域の分散」の3つの分散を心がけましょう。それぞれの意味は、次のとおりです。
●対象資産の分散:「不動産と株式」「株式と債券」など、特徴の異なる複数の資産・銘柄に投資すること
●時間の分散:一度にまとめて投資するのではなく、「毎月1回1万円分購入する」など定期的に投資すること
●地域の分散:「国内の不動産と海外の不動産」「先進国の株式と新興国の株式」など、特徴の異なる複数の地域(国)に投資すること
計画的に分散投資するためには、資産運用の最終的な目標を明確にしたうえで、月にいくらの余剰資金を投資に回せるかを考える必要があります。中長期的に安定して収入が得られる資産を持ちながら、ときにはハイリターンを期待できる資産にも投資するような、バランスの良いポートフォリオを組むのが理想です。
かかるコストを把握する
資産運用ではさまざまな手数料が発生します。例えば、外貨預金の為替手数料、株式投資の株取引手数料、投資信託の購入時手数料・信託報酬(運用管理費用)などです。
たとえ数%の手数料でも、中長期的に運用する場合、運用成果に大きな影響を与える可能性があります。運用方法の違いだけでなく、商品ごとの手数料についても比較検討することが大切です。
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COZUCHIでは、物件の賃料収入や売却想定価格などを吟味することで、これまで元本毀損はありません。(2023年7月末時点)ミドルリスク・ミドルリターンの不動産投資を気軽にできるため、「ハイリスクな資産運用には抵抗があるが、債券や貯蓄型保険などよりは高いリターンを得たい」と考える方に向いているでしょう。また、購入手数料や運用手数料が無料なので、手数料が運用成果に影響をおよぼす心配もありません。
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まとめ
今回紹介した資産運用の種類と特徴は、以下のとおりです。
資産運用の種類 |
特徴 |
円預金 | ●資金が少なくても始めやすい ●銀行が破綻しても1金融機関あたり元本1,000万円までとその利息は保証される ●得られるリターンは少ない |
外貨預金 | ●円預金に比べて金利が高い傾向にある ●為替手数料がかかる ●為替レートの差により利益や損失が生まれる |
債券投資 | ●株やFXに比べ安全性が高いとされる ●債券購入後は満期日を待つだけで良い ●利回りは低い傾向にある |
株式投資 | ●配当金や株主優待を受けられるケースもある ●大きなリターンを得られる可能性がある一方で、リスクも比較的大きい ●株式の値動きの予測には専門的な知識が必要 |
不動産投資 | ●入居者がいれば毎月安定して家賃収入を得られる ●不動産そのものが資産となる ●空室リスクや家賃下落リスクがある |
投資信託 | ●運用をプロに任せられる ●少額から気軽に始めやすい ●各種手数料がかかる |
貯蓄型保険 | ●資産運用をしつつ病気や事故へ備えられる ●掛け捨て型保険と比べて保険料が割高な傾向にある ●満期前に解約すると元本割れの可能性がある |
元本が保証されない資産運用では、余剰資金で少額から始めることがポイントです。また、リスクを抑えるために、対象資産・時間・地域の分散を意識しましょう。
気軽に資産運用を始めたいなら、不動産投資型クラウドファンディングサービスの「COZUCHI」がおすすめです。この機会に、少額から資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。
【監修者】
名前:金子 賢司
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信している。
保有資格:CFP