長期投資とは?株式を長期保有するメリット・デメリットについて

2023年09月27日

投資は、株などの金融商品の保有期間によって、短期投資・中期投資・長期投資の3種類に分けられます。

「投資で失敗しないためには長期投資・分散投資が大切」とよくいわれますが、なぜ長期投資でリスクが抑えられるのかをわからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、長期投資の基礎知識や長期投資と短期投資の違い、長期投資におすすめの資産運用方法について解説します。株式を長期保有するメリット・デメリットについても触れていくので、投資方法について悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

そもそも長期投資とは?

まずは、長期投資とはどのような投資方法なのかを、長期投資と短期投資の違いを通して理解していきましょう。

長期投資の基礎知識

長期投資とは、長期的に投資対象を保有し続ける投資方法のことです。

一般的には、金融商品の保有期間が数年から数十年の場合を長期投資と呼びます。長期投資では、金融商品の価値が長期的に上昇していくことや、定期的な配当を期待して投資をします。

投資期間が長くなるほど、一時的な値動きの影響を受けにくくなります。そのため、長期投資は短期的な下落などに影響されず、平均収益が安定しやすいことが特徴です。投資期間が長くなるほど収益が安定し、運用期間が長くなるので受け取れる配当が多くなる可能性があります。

したがって長期投資は、リスクを抑えつつ利益を積み上げることが可能な投資方法といえるでしょう。

長期投資と短期投資の違いとは?

短期投資は、短期間で利益が得られる対象に投資し、短期間に売買を繰り返す投資方法です。

例えば、1日で取引が完結する「デイトレード」や、数日から数週間で取引を行なう「スイングトレード」などが短期投資に該当します。

短期投資では、安く買って高く売ることを繰り返して、利益を得ることを期待します。値上がりしたらすぐに売却し、値下がりしている時に購入するため、常に値動きを注視しておかなければなりません。

一方の長期投資は、「投資対象の価値の長期的な上昇」と「定期的な配当」を期待して投資を行なうという点が、短期投資とは異なります。

長期投資におすすめの資産運用方法

投資には、さまざまな種類が存在します。ここでは、長期投資におすすめの3つの資産運用方法について解説します。

長期投資を始める前に、各投資方法の特徴を理解しておきましょう。

・株式投資
・投資信託
・不動産投資

株式投資

株式投資とは、企業の株式を売買して利益を得る投資方法です。

株式にはさまざまな銘柄が存在しているため、株式の価値が将来的に上昇すると期待できる銘柄を選びます。

株式投資は長期投資だけでなく、短期投資も可能です。そのため、自分に合った運用方法を選択するとよいでしょう。

長期投資であれば、企業の利益の一部が還元される配当金や、株主優待サービスなどを受けられるメリットがあります。
ただし、企業の業績次第で、必ず配当金の支払いや株主優待があるわけではない点に注意してください。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めた資金をもとに、資産運用の専門家が株式や債券などで資金を運用する投資方法です。投資信託で利益が出た場合は、投資額に応じて分配金を得られます。

資金の運用を専門家に委託できるため、投資の知識が少ない方でも始めやすいのがメリットです。小額での投資も可能であり、手間がかからず、長期投資に適しています。

不動産投資

不動産投資とは、不動産を購入し、売却益や家賃収入による利益を期待する投資方法です。不動産投資は、一般的に数年から数十年という中長期的な視点で行ないます。

不動産を賃貸として運用する場合は、入居者の定着により安定した家賃収入が見込めるでしょう。

物件に入居者がいない状態が続くと収入を得られないため、賃貸需要の高い物件を購入したり、入居者募集を管理会社に依頼したりするなどの工夫が重要です。

株式を長期保有するメリット

ここでは代表的な投資である株式投資について取り上げてみます。株式投資は、配当金や株主優待が期待できるなど、長期投資に適した投資方法の一つです。株式を長期保有する3つのメリットについて見ていきましょう。

・長期で配当金や株主優待を受けられる
・利益が大きくなる可能性がある
・株価の変動に振り回されない

長期で配当金や株主優待を受けられる

株式を長期保有することで、配当金や株主優待などの利益を長期的に得られるメリットがあります。

配当金や株主優待は売買益ほど大きな利益は見込めないかもしれませんが、地道に利益を積み上げることで、資産を増やしていくことが可能です。

利益が大きくなる可能性がある

長期での株式投資は、株式の売買益が大きくなる可能性があります。

短期投資は、短期的な値動きに合わせて株式を売買するため、一度の取引における利益はそれほど大きくなりません。

それに対し長期投資の場合は、投資期間中に企業が成長する可能性があります。株式を保有している間に企業が大きく成長すれば、その分大きな売買益を得られるのです。

株価の変動に振り回されない

長期的な株式投資では、日々の株価の変動に振り回されることなく、じっくりと資産形成できる点もメリットといえます。

短期投資と違い、長期投資は株価の変動をこまめに確認する必要はありません。短期的な株価の変動を気にしなくてよいため、目先の値動きに一喜一憂せずに済みます。

株式を長期保有する投資方法は、手間をかけずに腰を据えた投資がしたい方に向いています。

株式を長期保有するデメリット

投資方法を決める際は、リスクやデメリットについて把握したうえで手法を決めることが大切です。ここでは、株式を長期保有する2つのデメリットについて見ていきましょう。

利益を得るまでに時間がかかる

株式を長期にわたって保有し続けることになるため、短期投資に比べて売買益を得るまでに時間がかかります。ただし、長期の株式投資では、企業の運用方針によっては、利益の一部を配当金を得ることができます。
短期投資であれば、株式の小さな値動きに合わせて売買を繰り返すため、短時間で利益を得られることもあります。「少額でもすぐに利益を得たい」という方は、長期投資より短期投資のほうが向いているかもしれません。

特定の銘柄に資金が拘束される

長期の株式投資は、資金が特定の銘柄に固定される点に注意が必要です。

長期の株式投資では、長期にわたり同じ銘柄の株式を持ち続けることになります。資金が特定の銘柄に固定されるため、新しい銘柄を購入したくとも、資金不足で購入できない可能性があります。その場合、新しい銘柄への投資で得られた利益を逃すことになるでしょう。

不動産投資が長期投資に向いている理由

株式投資にくわえ、長期投資におすすめな投資が不動産投資になります。
不動産投資は、不動産を賃貸として運用することで、物件に入居者が定着すれば、定期的な賃料収入が期待できます。

また、投資のリスクを抑えるには、分散投資も重要です。長期投資をする際は、株式投資と不動産投資とを組み合わせるなど、投資先を分散させることも検討しましょう。

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不動産投資は、長期投資に適した資産運用方法です。しかし、一般的な不動産投資は高額な費用が必要となり、投資を始めるハードルが高めです。

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まとめ

人生100年時代の到来により、資産形成の重要性が話題となり、新しく投資を始める方は少なくありません。

長期投資は金融商品を長期で保有するため、一時的な値動きの影響を受けにくくなり、収益が安定しやすいという特徴があります。短期的に利益を得ることよりも、投資リスクを抑えることを優先したい場合は、長期投資がおすすめです。

長期投資におすすめの資産運用方法には、株式投資・投資信託・不動産投資があります。長期の株式投資では、株式の売買益に加えて、定期的な配当や株主優待による利益も期待できます。

また、投資のリスクを抑えるには、長期かつ分散投資であることも重要です。不動産投資クラウドファンディング「COZUCHI」は少額から不動産投資ができ、分散投資先にも適しています。長期投資をする際は、株式投資とCOZUCHIを組み合わせた分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。

【監修者】

名前:金子 賢司
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信している。
保有資格:CFP