100万円貯めるには?貯蓄のためにすべきことを準備・実践に分けて解説

2023年09月25日

貯蓄があまりない方にとって、100万円を貯めることはハードルが高いと感じられるかもしれません。また、「自分は収入がそれほど多くないから貯金ができない」と、諦めている方もいるのではないでしょうか。

たしかに、収入の程度によって、無理なく貯められる金額は異なります。しかし、お金の使い方を見直し、お金を貯める習慣を身につければ、数年間で100万円貯めることも不可能ではありません。

この記事では、お金を貯める大切さをあらためて確認するとともに、100万円貯めるためにすべきことを準備編・実践編に分けて解説します。「将来に備えて何か始めたい」と考える方におすすめのサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

お金を貯める大切さ

「お金は貯めておいたほうが良い」という認識を持っている方は多いでしょう。

では、「お金を貯めることは大切」と考える背景には、どのような理由があるのでしょうか。ここでは、お金を貯めるべき2つの理由を紹介します。

急な出費・大きな出費に備えられる

生活していると、自分や家族の病気・ケガ、家電の故障、冠婚葬祭などで、突発的な支出が発生する場合があります。これらの支出の発生時期はコントロールできないため、お金を貯めていないと、生活費を犠牲にすることになるでしょう。

また、マイホームの購入や子どもの教育、老後の生活などには、まとまったお金が必要です。例えば、病気やケガの医療費、冠婚葬祭の費用などです。お金を一切貯めずに、上記のような大きな支出に対応するのは現実的ではありません。

したがって、予測できない急な出費や、人生のなかでも特に大きな出費に備えるためには、貯金が不可欠です。

心にゆとりが生まれる

先述した突発的な支出のように、いつ何が起きるか予測できないことは多々あります。そのため、お金を貯めていない場合、「仕事を失ったらどうしよう」などと漠然とした不安を抱えながら生活することになるでしょう。

不安は精神的な余裕のなさにつながり、お金とは関係ない場面でもイライラしたり、マイナス思考に陥ったりするかもしれません。

お金を貯めることは、心のゆとりを生み、人生を豊かにするうえでも大切といえます。

1年間で100万円貯められる?

1年間で100万円貯めようと考えた場合、単純に「100万円÷12ヵ月」とすると、毎月8万円以上お金を貯めなければなりません。

ただし、賞与制度のある会社に勤めている社会人の方なら、ボーナスを貯蓄に充てられます。例えば、毎月の給料から5万円ずつ、年2回のボーナスから20万円ずつ貯めれば、「5万円×12ヵ月+20万円×2回=100万円」と、目標の100万円を達成可能です。

もちろん、無理に1年間で100万円貯める必要はありません。現時点で貯蓄額がゼロなら、まずは「3年間で100万円」を目標にしてはいかがでしょうか。

いずれの場合でも、月に数万円貯めるために、お金の使い方を見直す必要があります。次章以降で、100万円貯めるためにすべきことを見ていきましょう。

【準備編】100万円貯めるためにすべきこと

ここでは、100万円貯めるための準備について解説します。

毎月の収支を把握する

「毎月の収入はどれくらいか」「何にどれくらいお金を使っているのか」を、家計簿をつけて把握しましょう。支出項目には、家賃・水道光熱費・携帯電話代・食費・日用品費などが挙げられます。

ただし、自分で家計簿をつけると聞くと、大変に感じるかもしれません。手間をかけずに収支を把握するなら、家計簿アプリなどを活用するのがおすすめです。クレジットカードや銀行口座の情報をもとに、自動で収支を記録してくれるアプリもあります。

毎月の収支を把握することで、収入に対して大きすぎる出費や、無駄な出費を見つけやすくなるでしょう。

毎月の目標貯金額を決める

「余ったお金を貯金にまわそう」と考えていると、支出を優先してしまいやすく、お金が貯まらない原因になります。計画的にお金を貯めるには、先に目標貯金額を決めておくことが大切です。そのうえで、目標貯金額を超えるお金が余ったら、上乗せして貯金にまわすとよいでしょう。

まずは、どれくらいの期間で100万円貯めたいのかを明確にし、毎月貯めるべき金額を計算します。その金額が無理なく貯められる範囲内か、先に把握した収支を参考に考えてみてください。生活に支障が出てしまいそうなら、100万円貯める期間を延ばす必要があるでしょう。

また、目標貯金額とともに、お金を貯める目的も明確にしておくと、挫折しにくくなります。

【実践編】100万円貯めるためにすべきこと

100万円貯めるための準備をしたら、具体的な行動に移しましょう。

先取り貯蓄をする

先述のとおり、貯金を成功させるには、余ったお金を貯めるのではなく、決めておいた額を先に貯金することが大切です。そこで、「先取り貯蓄」を活用しましょう。「貯蓄」とは、現金を貯める=「貯金」を含む金融資産を増やすことを目的にしたものをいいます。

先取り貯蓄とは、あらかじめ設定した金額を毎月の給与から自動で差し引き、お金を貯めていく仕組みのことです。勤務先の財形貯蓄制度や、金融機関の自動積立定期貯金といったサービスが、先取り貯蓄に該当します。

お金が自動で差し引かれれば、その分は「最初から持っていないお金」と認識できるため、手間なく確実にお金を貯められます。生活に支障が出ないよう、先取り貯蓄する金額は、給与の1~2割程度を目安にするとよいでしょう。

支出を見直す

支出は、大きく「固定費」と「変動費」に分けられます。

固定費とは、家賃・水道光熱費・携帯電話代・保険料など、毎月の支払額がおおむね決まっている費用のことです。一方の変動費とは、食費・日用品費・交際費・医療費など、その月によって支出の有無や金額が変動する費用を指します。

効率的にお金を貯めるには、金額が大きい傾向にあり、一度削減できれば節約効果が持続する固定費から見直すのがおすすめです。具体的な見直し方は、次のとおりです。

(例)

・スマートフォンの通話・通信契約を、大手キャリアから格安SIMに乗り換える
・電気やガスの契約会社・契約プランを変更する
・保険の保障内容に重複がある場合は、不要なものを解約する
・使用頻度の低いサブスクリプションサービスを解約する
・引っ越す予定がある場合は、収入や目標貯金額に見合う家賃の物件を選ぶ

変動費に関しては、あらかじめ予算を決めておき、予算の範囲内でやりくりしましょう。支払いは、銀行口座から即時引き落としされるデビットカードを活用したり、クレジットカードとアプリを連携したりすると、無駄遣いを防ぎやすくなります。

投資でお金を増やす

お金を貯めるうえでは、「お金を増やす」という考え方も必要です。転職や副業で収入を増やす方法もありますが、より手軽な方法として、少額からお金の運用を始めてみてはいかがでしょうか。

投資には、次のような種類があります。

●株式投資
「株式」を売買し、配当金や売買の差額による利益を狙う方法です。株式とは、株式会社が資金を集めるために発行する証券のことです。株式を購入すると、株主優待を受けられるケースもあります。

●不動産投資
賃貸用物件を購入し、第三者に貸し出して家賃収入を得る方法です。物件を1棟丸ごと購入するケースだけでなく、区分マンションの1室だけを購入するケースもあります。不動産投資は、購入した不動産そのものが資産として残る点が魅力です。

債券投資
「債券」を購入し、定期的に利子を受け取る方法です。債券とは、国や地方公共団体、企業などが発行する、いわば「借用証書」です。満期を迎えると、基本的には額面の全額が戻ってきます。

投資信託
運用会社が複数の投資家からお金を集め、株式や債券などに投資した成果を投資家に還元する方法です。少ない資金でもさまざまな資産に投資できる点や、運用をプロに任せられる点がメリットです。

●外貨預金
日本円を外国の通貨に換えて預け、利息や為替レートの差による利益を狙う方法です。外貨の代表例には、米ドルやユーロ、豪ドルが挙げられます。

投資を始める際には、それぞれのメリット・デメリットをきちんと理解し、自分に合う投資方法を選ぶ必要があります。例えば、「日々の値動きがなく、定期的な収益を期待できる方法が良い」と考えるなら、不動産投資が適しているでしょう。

少額から不動産投資を始めるなら「COZUCHI」がおすすめ

不動産投資は、定期的な収益が期待できるメリットがある一方で、不動産を購入するために100万円前後の初期費用がかかることも珍しくありません。初期費用を用意するためにお金を貯めなければならない場合は、本来の貯金の目的を達成するのにさらに長い時間がかかってしまいます。

そこでおすすめなのが、少額からすぐに不動産投資を始められる不動産投資クラウドファンディングの「COZUCHI」です。COZUCHIなら、プロが厳選した不動産に1万円から投資でき、購入手数料や運用手数料はかかりません。

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まとめ

100万円貯めるには、お金の使い方を見直す必要があります。まずは、アプリなどを活用して毎月の収支を把握するとともに、どれくらいの期間で100万円貯めたいのかを明確にし、毎月の目標貯金額を決めることが大切です。

そのうえで、次のような方法でお金を貯めていきましょう。

・勤務先の財形貯蓄制度などを活用して先取り貯蓄する
・水道光熱費や携帯電話代などの固定費を見直して効率的に支出を減らす
・株式投資や不動産投資などでお金を増やす

また、投資にはさまざまな種類・方法がありますが、初心者の方は、少額から運用を始めるのがおすすめです。今回紹介した、不動産投資クラウドファンディングサービスの「COZUCHI」なら、1万円から不動産へ投資できます。投資家としての登録や実際の投資取引などは、すべてインターネットで完結するので、気軽に投資を始めたい方はぜひご活用ください。

 

【監修者】

名前:金子 賢司
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信している。
保有資格:CFP