投資を始める際の心得と初心者におすすめの投資の種類

2024年01月30日

将来に備えて投資を始めたいと思うものの、「何から始めたらいいのかわからない」「始めるタイミングはいつがいいのだろう」など、わからないことが多く不安を感じている方も多いでしょう。

この記事では、そんな投資初心者の方々に向けて、投資を始めるタイミングや投資の心得、おすすめの投資の種類などを解説します。

投資を始めるタイミングは今!

投資というと、「値下がりしているときに買って、値上がりしているときに売る」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。たしかに、安く買って高く売ることができれば、それが最も理想的です。

しかし、「今が最も安いタイミング」「これからもっと値下がりする」など、未来を明言することは誰もできません。投資のプロでさえ市場を読むことはできないため、初心者が「最も安いときに投資を始める」のは不可能といえるでしょう。

そのため、投資は今すぐ、思い立ったタイミングで始めることをおすすめします。

初心者のなかには「今投資を始めると損するのではないか」と不安になる方も多いでしょう。しかし、投資は運用期間が長ければ長いほど資産を増やしやすい傾向にあります。始めるタイミングが早ければ早いほど運用期間が長くなるため、始めるタイミングに悩んでいる方は、今すぐにでも始めたほうがよいでしょう。

投資を始める際の心得

「今すぐ投資を始めるべき」と言われても、何の知識もない状態で始めるのは危険です。ここからは、初心者が投資を始める際の心得を解説します。

少額投資から始める

「投資を始めるにはまとまった資金が必要」というイメージがあるかもしれませんが、投資は少額からでも始められます。初心者は特に、損することが怖くてなかなか一歩を踏み出せない方もいるでしょう。少額投資であれば、損しても生活に支障が出ないため、気軽に始めることができます。

少額から投資できる方法は、つみたてNISAを活用した投資信託の購入、ロボアドバイザー投資、ミニ株(単元未満株)投資、クラウドファンディングなどがあります。

これらの詳細については後述しますが、毎月決まった金額を積み立てながら投資していく場合も、少額なら無理なく続けられるでしょう。

長期的な視野で運用する

初心者がリスクを抑えて投資をするには、長期的に運用するのがおすすめです。先述したとおり、投資は運用期間が長ければ長いほど資産を増やしやすい傾向があります。

理由の一つは、「複利効果」が得られるためです。複利とは、投資で得られた利益を元本に加え、その合計額をまた投資にあて、それで得た利益をさらに加え、合計額をまた投資する仕組みのことです。

例えば、100万円の資金を年利10%で複利運用する場合を考えてみましょう。1年後の資金は100万円に年利10%を加えた110万円ですが、2年後は110万円に年利10%を加えた121万円、3年後は121万円に年利10%を加えた133万1,000円となります。1年目は年間で10万円しか資金が増えませんが、2年目は11万円増え、3年目は12万1,000円増えています。

このように、運用期間が長くなれば長くなるほど、複利効果によって得られる利益もどんどん大きくなっていくのです。

また、長期運用は、毎月一定額を積み立てる積立投資との相性も良いです。金融商品の価格が上がろうが下がろうが、毎月同じ金額を積み立てると決めておけば、自動的に「安いときに多く買い、高いときに少なく買う」ことができます。

日々の値動きや相場に振り回されることがなく、慌てて頻繁に売り買いし手数料を無駄にすることもないため、長期運用は初心者にもおすすめの方法といえるでしょう。

分散投資をする

投資におけるリスクとは、「リターンの振れ幅」のことを指します。リターンの振れ幅が小さければ「リスクが低い」、リターンの振れ幅が大きければ「リスクが高い」といい、また、リスクが高い金融商品ほどリターンも大きくなります。わかりやすくいうと、大きくもうかる可能性のある商品は、それだけ大きく損する可能性もある、ということです。

このリスクをなるべく抑えるには、投資する商品を1つに絞るのではなく、いくつかに分散することが大切です。

投資には「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があります。卵を1つのカゴにすべて盛るように、持っている資産を1つの金融商品にまとめて投資すると、その商品が大きく値下がりしたときの損失が大きくなってしまうでしょう。異なる値動きをする複数の商品に投資しておけば、ある商品が大きく値下がりしても、ほかの商品で損失をカバーできます。

このように、投資運用のリスクをなるべく抑えたい方は、複数の商品に分散して投資することをおすすめします。

初心者におすすめの投資商品・制度・ツール

ここからは、初心者向けに少額から始められる投資商品や制度、投資のためのツールについて紹介します。

投資信託

投資信託は、投資のプロが多くの投資家から集めた資金をもとに運用を行ない、得られた収益を投資家に還元する金融商品です。一般的には、毎月決まった金額を積み立てていきます。

投資に詳しいプロが代わりに投資先を分散して運用してくれるため、金額と商品を決めて投資信託を購入するだけです。毎日株価の値動きに目を光らせる必要はなく、投資の深い知識を持っていない初心者でも問題なく購入できます。

多くの投資家から出資してもらうため、1人あたりの投資額は少なくても多くの金融商品に投資ができるのも、うれしいメリットです。投資信託の場合、最低100円から積み立てできるものもあります。少額から始められ、運用はプロにおまかせできる投資信託は、初心者にぴったりの投資といえるでしょう。

つみたてNISA

つみたてNISAは、2014年に創設された一般NISAに続いて2018年1月に始まった少額投資非課税制度です。この制度を使って投資すると、分配金や投資信託を売却して得られた利益に税金がかかりません。

「つみたてNISA」という名前のとおり、毎月決まった金額を積み立てていきます。一度設定すれば毎月自動的に購入されますから、投資のタイミングに悩むことがありません。商品については、金融庁に届け出があり、長期投資や分散投資に合ったもののみに厳選されているため、初心者も選びやすいでしょう。証券会社にもよりますが、最低100円から積み立てが可能です。

なお、つみたてNISAの非課税枠を使って投資できるのは年間40万円までで、税金がかからないのは最長で20年間となります。少額ずつ長期間積み立てていきたい方におすすめです。

2024年からは新しいNISAが導入される予定です。新NISAについては、金融庁の以下サイトをご確認ください。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーはAIがあなたの投資をアドバイスしてくれる仕組みで、AI投資とも呼ばれています。リスクをどこまで許容できるか、リターンがどれだけほしいかといった質問に回答すれば、AIがあなたに合った金融商品を提案・運用してくれます。

ロボアドバイザーには、アドバイス型と投資一任型の2種類があります。アドバイス型は質問の回答をもとに商品の提案を行なうのみですが、投資一任型は、商品の提案に加えて購入や運用、資産配分の調整などもすべて行なってくれます。

アドバイス型は手数料が基本無料で、投資一任型は年率1%程度かかることが多いです。投資に自信があればアドバイス型を選ぶとよいでしょう。まったくの初心者ですべてお任せしたい方は、投資一任型を選ぶのがおすすめです。

ミニ株(単元未満株)

ミニ株とは、株式を最低1株から購入できる仕組みです。

普通、株式は100株からしか購入できないのが一般的で、日本株を100株買おうとすると数十万円程度の資金が必要になります。一方、ミニ株であれば、その100分の1の金額から購入できるため、欲しい株式に手が届きやすくなります。

少額しか投資しないため、値下がりしたときの損失も少なくて済みます。ミニ株を株式投資の練習として購入するのもよいでしょう。

ミニ株は少額から株式を購入できるため、積立投資や分散投資にもおすすめできます。同じ銘柄のミニ株を毎月一定額程度購入すると積立投資となり、購入コストを均一化できます。また、違う銘柄のミニ株を少しずつ買うことで分散投資ができ、リスクを抑えながら運用することが可能です。

不動産投資クラウドファンディング

不動産投資クラウドファンディングとは、投資家から提供された資金をもとにプロが物件を選んで購入・運営し、家賃収入や物件の売却益を投資家に還元する仕組みです。

一般的に、不動産投資を始めるには、まず物件を購入する費用がかかります。現物不動産投資の場合、数百万円、またはそれ以上かかる場合がほとんどでしょう。また、入居者の管理や物件のメンテナンスなど、さまざまな管理業務を行なう手間もかかってしまいます。

一方、不動産投資クラウドファンディングであれば、物件を購入する必要はありません。また、管理業務も運営会社が代わりにやってくれます。多くの投資家から集まった資金をまとめてプロが物件を購入するため、1人あたりが提供する資金は少なくて済み、最低1万円から投資が可能です。

不動産投資に興味があるものの、まとまった資金や時間がなくあきらめていた方におすすめの制度といえるでしょう。

初めての投資なら不動産投資クラウドファンディング「COZUCHI」がおすすめ!

不動産投資クラウドファンディングは少額から始められ、面倒な管理業務も必要ないため、近年注目を集めています。なかでも「COZUCHI」の不動産投資クラウドファンディングは、特に投資初心者におすすめです。

1万円から不動産投資ができる

「COZUCHI」の不動産投資クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法に基づき複数の投資家から資金を集めて物件を購入・運用しています。そのため、普通の不動産投資であれば数十億円かかるような物件も、1万円から投資できます。

出資する際に手数料はかからず、分配金や償還金を受け取る際の手数料も無料です。また、短期運用型は出資金を原則、24時間365日いつでも買い取り申込みが可能です。急な資金が必要になった場合にも臨機応変に対応できます。(買取申込による換金手続きの場合手数料がかかります。資金化まで一定期間のお時間がかかります。)

リスクを抑えた優先劣後構造で高い利回りを目指せる

「COZUCHI」の不動産投資クラウドファンディングの短期運用型では、資産の評価額を優先出資部分と劣後出資部分に分け、優先出資部分は投資家が出資、劣後出資部分は事業者が出資する「優先劣後構造」を取っています。

短期運用型では物件の賃料収入や売却想定価格等を十分に吟味し、かつ、優先劣後構造を採用することでリスクを抑えながら、 年利率4〜10%程度のミドルリターンを実現。「商品設計は、リスクはできるだけ低く、リターンはできるだけ大きく」の実現を目指しているという特徴があります。

COZUCHIについてさらに詳しく知りたい方は、以下のホームページをご覧ください。

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また、お問い合わせや会員登録については、以下のページにお進みください。

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まとめ

投資初心者の方に向けて、投資を始めるタイミングや投資の考え方、おすすめの投資方法について解説してきました。

投資は思い立ったタイミングで始めるのがおすすめです。今回の記事を参考に、自分に合った投資方法を早めに見つけましょう。

【監修者】

名前:齋藤 彩(さいとう あや)
所有資格:AFP(Affiliated Financial Planner)、薬剤師免許
おもなキャリア:
急性期総合病院において薬剤師として勤める中、がん患者さんから「治療費が高くてこれ以上治療を継続できない」と相談を受けたことを機にお金の勉強を開始。ひとりの人を健康とお金の両面からサポートすることを目標にファイナンシャルプランナーとなることを決意。現在は個人の相談業務・執筆活動を行っている。